2015年6月13日土曜日

温かさをありがとう。また来て下さい。

今回の大阪も含めて、私は何度かじゅん選手に会い、
お話をするチャンスに恵まれてきました。
そのたびに驚かされることが1つあります。

いわゆる営業用の、つるんときれいでソツのない言葉を使わないことです。

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彼は、私が娘を亡くしたことを知っています。
「ありがとう」と「さようなら」を書いた、最後のファンレターを
私が送ったからです。

「万が一私に何かあったら、これを事務所に送って欲しい。
『方言札』に関する資料をまとめてある。
自分が沖縄に行けたら直接渡す。ダメだったら送って欲しい」

役立つかどうか分からないものを送っても、かえってご迷惑なだけじゃないか?
・・・送るかどうか随分悩みました。
でも、どうしても握りつぶすことができませんでした。
一度脳出血を起こすと、再出血率は高くなります。
彼女なりの死に支度の積りだったのでしょう。

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宴席途中で私は店を出たんですが、
雨の中、地下道に下りる階段のところまで送って下さいました。
じゅん選手は最後まで
手軽なお悔やみの言葉を口にすることはありませんでした。

「この度はとんだお気の毒なことで」「ご冥福をお祈りします」
「とても残念です」・・・こういう言葉に逃げなかった。
ぽつり、ぽつりと、ご自身の言葉を絞り出す。
かえって苦しいんじゃないかな。大変なんじゃないかな。
その言葉を聞きながらずっと思ってました。

器用ではない。世慣れてもいない。
そう受け取る人もいるかもしれない。
でも私は、絞り出された言葉に、温かい血の通った誠意を感じました。

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飲み会の席で「僕は普通の人間だ」と何度も言っておられましたね?

芸人としてだけでなく。そして言葉の伝承者としてだけでなく。
あなたは、情の深さと誠意にあふれた素晴らしい人です。

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大阪はどうでしたか?楽しかったですか?

情報が流れていくtwitterから、大阪でのツイートを拾ってみました。
今はすぐに見られるけれど、時がたつと、
過去のツイートを拾うことが困難になりますから・・・ 
内地に来てくれて、ありがとう。ファンは待ってます。
あなたの舞台を。あなたの講演を。







また会いましょう。本当に、ありがとう。楽しかった。


あんしぇ、またやーたい (^-^*)♪