ライブ終演後、出口でアンケートを提出して建物の外に出ると
さっきまで舞台の上にいた人たちが、目の前に沢山。
警備員なんていない。
セキュリティーとか大丈夫なの?有名人ばっかだよ?
誰でも自由に芸人さんへ声を掛けて話したり
サインをもらったり写真を撮ってもらったりできる・・・
当然、凄い混雑です。
母が建物の外に出た時、
じゅん選手は出口の壁にもたれ、
1メートルと離れていない
柱の前に立ってる女の子と話してる。
一応沖縄では冬なのに
マイクロミニのショートパンツ履いてる。
多分素足。顔は見えない。
でもすらりと細い白くてきれいな足。
少し離れたところからしばらく様子を伺う。・・・まだ話し続けてる。
まだか? いつまで話し続けるんや?
でもずーっと同じところに立ちつくしてるのもナンだから、
その辺をうろうろしてみた。
そしたら、生足全開のおねーさんの代わりに、
今度は女子高生の集団に囲まれてる。
うわタイミング逃した。困ったなこれは・・・
そうこうしてるうちに、じゅん選手が建物の中に入っちゃった!
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叫べば引き留められる。絶対聞こえる。
でも、こんな大勢の人の中で
「じゅんせんしゅうううっ!」と絶叫するわけにはいかない (^-^;)
どんどん小さくなる背中。追いつかない。
とりあえず人ごみを抜けて建物の中へ。
そしたらタイミング良く、スタッフの方が近づいてきた。
「じゅん選手はもう中に・・・?」
そう尋ねたら、「呼んでまいります!」
(オリジンのスタッフさん、とても丁寧な接客をされる方ばかり)
すぐにつきあたりの扉を開けて中へ。
そしてすぐじゅん選手がでてきた。
第一声がこれだったそうです。
「さっき、チャック開いててすみません (^-^;)」
・・・大丈夫です!中まで見えてたわけじゃないですからw
と言いたいのをこらえ、
「あーいうデザインなのかと思ってました~(かろうじてにっこり)」
と嘘をついてみた。だって
「いやー、思いっきり開いてましたねえー♪
あれは身体を張ったギャグですかああ?」
とか言えないもんね (実はちょっと言いたかったらしい)。
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私、人の手首が好きなんです。(ヘンですよね、そうですよねw)
だから、どーしても手首の写真が欲しかった。
「嫌や絶対に!沢山の人の中で『手首撮らせて下さい♪』
なんて言うの嫌や!変態かお前は!」
と拒否られたから、だめかあ・・・と凹んだけど、
ちゃんと写真をお願いできたようです。
とんでもない人たちが応援してるんだな、とあきれたはず (^-^;) 済みません・・・
それから、済みませんとか言っといてさらに失礼なんですけど、
沖縄基準だと、これは「キーマー(毛深い人)」じゃないんですね!
「ゴールデンアワー」で、「キーマーじゃないですよ」って言って
それ聞いた局長さんもミキトニーさんも
「そうだよね~」って言ってたから
てっきりつるっつるの腕してるのかと思ってた。
沖縄の本気のキーマーって、一体どんな腕してるんだろう。
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じゅん選手はいつも右手にミサンガしてますよね?
でもその日つけてたのはいつもと違うミサンガ。
「これ、石垣島に行った時に買ったんです。
きれいじゃないです?海みたいで♪」
褐色の肌。海のように碧くて丸い硝子の珠。
こきざみプラスのロケの時に買ったんだな、きっと。初めて見た。
いつもは水晶のついてる皮っぽいのをつけてたのに。
で、「ミサンガ、いくつもってるんですか?」
と、軽い気持ちで尋ねたら
想像の斜め上をいく答えが返ってきた。
「そ、そんなこと聞いてない。そんなこと言わなくていい。
初対面の相手にそんなこと言って、
もし私が悪い人だったらどうするの?
絶対言わないけど、絶対言わないけど、
それ、ほんとはちょっと嘘だよね?
だからこそ絶対言わないからね。なんて危なっかしい人なんだw
あなた、芸能人なんだから、そんなこと言っちゃだめだよ!w」
と、びっくりして固まった。
と同時に、この人の言葉はそのまま信じていい。
そう確信したそうです。
芸能人としてのクレバーでイヤな計算がない。
まるで親戚の子みたいだ。
でも、将来ネットに公開されると思って話してくれた訳じゃない。
これ以上は書かないでおきます。
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他にも少しお話をしたあと
私がうちなーぐちの勉強に使ってるファイルを出して
「これを持って写真をとらせてくれませんか?」とお願いした。
「なんですか?」
「娘がうちなーぐちの勉強の為に使ってるファイルです」
「・・・ちょっと、中、見てもいいです?」
最初のページには、送った似顔絵のコピーが入ってます。
「あ、これ・・・!」「そうです、あれです」
次のページをめくると、汚い字で書いてあるページが続くんです。
まだ手がちゃんと動かなかった頃の文字です。
次は、うちなーぐちで年賀状を書こうと思って
ネットで集めた言葉のページ。
そして、ちゃんと手が動くようになってから書いた
動詞や形容詞の活用表。
そして、じゅん選手がツイッターや新聞で書いてきた文章を
全部写して訳してあるページ。
・・・こんな風になってるファイルです。
「すごい・・・鳥肌立ってきた」
そう何度もつぶやきながらページをめくる。
たまたまそこに、オリジンの代表者の方が通りかかる。
「あ、代表の人です」
ファイルを持ったままその人の所に母を連れていく。
「見て下さい!この方の娘さんが!
僕が書いた文章を全部書いて・・・
手が不自由だったのに全部書いて・・・
全部書いて勉強してくれてて!内地の高校生の子が!」
演技じゃない。
そして、影響力のある僕ってすごいでしょ、なんかでもない。
僕は嬉しいんです!僕は嬉しいんです!
そういう気持ちでファイルをぐっと突き出した。
そう見えたって言ってます。
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私、うちなーぐちを勉強してて
こんなに喜んでもらえたの、初めてです。
みんなが私に言う言葉は
「入試にも出ない。就職で役立つわけでもない。
お金にならない。無駄なことをして何やってんの?」
こんなのばっかりだった。
勉強って本当はどういうことなのか、分かってないんだよ。
知りたいから勉強する。
根本はそこだよ。
いっつも心の中では反論してた。
だから
「このまま泣きだしちゃうんじゃないか?と思うくらい喜んでくれた」
と聞いて、私の方こそ鳥肌が立ったんです。
認められた気がしました。
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そのあとファイルを持って写真を撮らせてもらえました。
私と同じ身長になるまでひざを曲げ、大きな身体を隠し
じゅん選手のうしろにまわりこんで写った写真です。
もし私が沖縄に行けなくなった時の為にそうした
って後でききました。
顔だけは似てるんです、結構。
あとで画像修整しました。
パソコンのスクリーン上で、私はじゅん選手の横に立ちました。
碧い海がみえました。
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<追記>
翌日、じゅん選手から娘あてに届いたツイートが
勉強ファイルに書き残されてます。
これも教材になっていました。
これを打った日は、初めてのうちなーぐち芝居の日。
緊張し、慌ただしい朝だったはずです。
じゅん選手に会って、ちゃんと話をした人なら
彼の人柄のよさ、人を大切にする気持ち、分かりますよね・・?
ちぬー、うんじゅぬアンマーちょーいびたしが、
えーじすんでぃち、わーぐとぅなげーさまっちょーいびたん。
あんさーに、うんじゅぬ帳面いんじゃくとぅ、うっさしみてぃ
なだいじてぃちゃぎーたんどーさい。
いっぺーはまとーいびーんやーさい♪
これが届いた時、心底嬉しかったんじゃないかと思います。
忙しい時にわざわざツイートをくれたこと。
勉強を褒めてくれたこと。
そして、それがうちなーぐちの文面だったこと。
「君はもう読めるよね?」
勉強してまだ3カ月くらいのないちゃーに届いたうちなーぐち。
それに娘は返事を返してました。
本当に勉強してて良かった、って思ったんじゃないかな。
あんしぇ、またやーたい (^-^*)♪
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<追記>
翌日、じゅん選手から娘あてに届いたツイートが
勉強ファイルに書き残されてます。
これも教材になっていました。
これを打った日は、初めてのうちなーぐち芝居の日。
緊張し、慌ただしい朝だったはずです。
じゅん選手に会って、ちゃんと話をした人なら
彼の人柄のよさ、人を大切にする気持ち、分かりますよね・・?
ちぬー、うんじゅぬアンマーちょーいびたしが、
えーじすんでぃち、わーぐとぅなげーさまっちょーいびたん。
あんさーに、うんじゅぬ帳面いんじゃくとぅ、うっさしみてぃ
なだいじてぃちゃぎーたんどーさい。
いっぺーはまとーいびーんやーさい♪
これが届いた時、心底嬉しかったんじゃないかと思います。
忙しい時にわざわざツイートをくれたこと。
勉強を褒めてくれたこと。
そして、それがうちなーぐちの文面だったこと。
「君はもう読めるよね?」
勉強してまだ3カ月くらいのないちゃーに届いたうちなーぐち。
それに娘は返事を返してました。
本当に勉強してて良かった、って思ったんじゃないかな。
あんしぇ、またやーたい (^-^*)♪