私がやってきた勉強方法を書いてみます!
勉強したいって思ってる人。
思い切って一歩踏み出してみませんか?
この動画に出てくる方は、琉球大学の大学院生さんのようです。
でも私は、彼のように、言語研究をするほど深く学ばなくていい。
しかも全くド素人のないちゃーだ。
そこで動画を参考に、自分なりに勉強方法をアレンジしました。
*************************************************************************
勉強2カ月目で、うちなーぐち芝居を観に行きました。
分からない所もありましたけれど、台詞は大体聞き取れました。
後日、字幕付きでテレビ放送されたんですが
「ああ、おおよそ意味はとれてたな」と確認できました。
これです↓ じゅん選手も出ています。
「丘の一本松」と「ハワイ行進曲」。有名な劇です。
そして半年目に、偶然じゅん選手と、10分くらいお話する機会があったんです。
思い切ってうちなーぐちで話し掛けたら
最初から最後まで、ほぼナチュラルスピードのうちなーぐちで話してくれました。
簡単な言葉を使ってくれていたんだと思いますが
私もうちなーぐちで返事をし、相槌を打ち、
とても楽しい時間を過ごすことができました。
その時のやりとりはここに書いてます! (←リンク)
*****************************************************************************
<文法>
この動画に出てくる『沖縄語の入門』は私もお勧めです!
でも弱点が2つ。
①似たような文法項目が、あちこちに散らばっている
②巻末についてる動詞の活用形が1種類しかない
(動詞の語尾ごとに、微妙に活用形が違うんですよね)
対策。
①類似の文法事項は、自分でルーズリーフにまとめた
(あとで差し替えたり順番を入れ替えたりできる)
②『4コマ漫画で学ぶ沖縄語』巻末の一覧表を書き写した
(この本は絵が壊滅的にひどいw 誤植などもちらほら)
****************************************************************************
<辞書類>
アマゾンで買えるのは以下の2種類でした。
①専門家向け:国立国語研究所編『沖繩語辞典』
②入門者向け:研究社『沖縄語辞典 那覇方言を中心に』
①リアル書店でも扱ってるところはあるみたいです。定価5200円。
アマゾンでは、なぜかプレミア価格の古本しか出てきません。
②と比べたら語彙は多いけど、単語が発音記号で書かれてるので
初心者にはとてもハードルが高い辞書だと思います。
②は3200円。語彙は少なめだけど
あいうえお表記で単語が並んでいるので使いやすいです。
辞書に載っていない単語はネットで♪
琉球語音声データベース(音が出るから発音の勉強にもなる)
http://ryukyu-lang.lib.u-ryukyu.ac.jp/index.html
有名なサイトなんですが、知りたい単語が見つからないことも少なくない。
そういうときは ’分からない単語 うちなーぐち’ で検索!
個人がうちなーぐち(対訳つき)で書いてる日記ブログが結構役立ちますよ。
(検索するときは、「’」を前後につけて検索すると
文字がバラバラにならないから、精度が高い検索ができます! (^-^)
*****************************************************************************
<読解教材>
①「恋するフォーチュンクッキーうちなーぐちバージョン」
「女々しくて うちなーぐちバージョン」を覚え、歌詞を書きとり
標準語の歌詞を下に書いて対応させ、どの単語がどういう意味なのか
考えるところから始めました。
②次は、じゅん選手のツイッターに出てくるうちなーぐちを書きとって、
辞書を引いて訳を書きました。
****************************************************************************
<ヒアリング教材>
最初はyoutubeで沢山見つかる「こきざみぷらす」動画。
うちなーぐちと標準語訳の両方が字幕で出るので
最初はそれを「補助輪」にして、耳慣らしをしました。
少しヒアリング能力や語彙力が増えてきたら
沖縄タイムスのHPに「しまくとぅば日記」のpodcastがあります。
http://www.okinawatimes.co.jp/special/?file=shimakutuba
新聞記事と同じ文章を、じゅん選手の肉声で聴くことができます。
一番力がつくのはdictation。聞きとり書きってやつです。
さらにそれを標準語訳してみる。・・・最強です。
紙面を読みたいなら、送料を掛けて新聞を送ってもらわなくても
①電子新聞(2カ月お試し無料)に申し込む
②地元の図書館に沖縄タイムスを置いてるかどうか確かめる
③直接沖縄の図書館に、コピー依頼のメールを打つ
こんな方法がありますよ♪
****************************************************************************
①参考書にさっと目を通し、自分なりにルーズリーフにまとめる。
(ただ本を丸写しするのではなく、あちこちに散らばってる類似事項を
1か所にまとめて下さい)
それ以降は、分からないことは自分のルーズリーフで確認。
②読む題材は、なるべく同じ人が書いたものに限定する。
沖縄本島に限っても、方言の地域差がとても大きいからです。
③自分で書きとった言葉は、覚えてしまうくらい何度も見る。
文を書きとる時には、3行程度行間を空けてくださいね。
あとで分かったことを書きこむのに有効です。
ネットの文章をただコピペしても、あまり頭に入らなかった。
手書きが一番です。
④文章をある程度覚えたら、覚えた表現で文章を作ってみる。
⑤SNSでうちなーぐちが堪能な方に出会えたらラッキーです。
私は幸いそういう方々と出会うことができたので
自分のうちなーぐちの間違いや、新しい表現を
今も色々教えてもらっています。
⑥「いつかうちなーぐちでじゅん選手と話をする!」みたいに
なぜうちなーぐちを勉強するのか、目標を明確に持つ。
目的がない勉強は長続きしないですから (^-^)♪
このブログの【言葉の勉強】シリーズは
私がルーズリーフにまとめたものの一部を転載したものです。
ここをクリックすると【言葉の勉強】記事一覧が表示されます。
*************************************************************************
残念なことに、沖縄の若者でさえ、ほとんどうちなーぐちが分からなくなっている。
多分、今が最後のタイミングだと思います。
じゅん選手の登場を大切にしてほしい。
「面白いけど、何言ってるか分からない」で終わらせるのは惜しい。
なので、言葉の教材として、じゅん選手のうちなーぐちを使おうと思いました。
*************************************************************************
でも、ほとんど全く言葉が分からない人にとっては、
私のように全く知識がなかったないちゃーが
ゼロから言葉を習得した方法も
ひょっとすると何かお役に立つかもしれない。
(ページ最下段に出る広告は、Zenbackというシステムを組み込むと
自動的に表示されてしまうもので、あれをクリックしても
私には一銭もお金は入ってきません)
じゅん選手のお笑いに興味を持った人が
今度は彼の言葉に興味を持ち、勉強を始め
うちなーぐちが消滅せずに残ったら、奇蹟です。
稚拙なブログですが、奇蹟に賭けたいです。
「消えるなあああっ!」という思いでこれからも綴ります。
まだ、間に合うかもしれません。
あんしぇ、またやーたい (^-^*)♪